まさかの樽ワイン、ゴデーリョ(スペイン;白)
マニアの心を鷲掴み、土着品種!
土着品種と聞くと好奇心がくすぐられませんか??
今回はそんな土着品種の白ブドウです。
ゴデーリョはスペインのガリシア地方の特産です。
スペインの中でも特に嵐がよく発生する地方なんだとか。
このワインの名前、Tempestadも嵐という意味です。
そういえば、テンペストというクラシック音楽がありますが、あれも嵐の情景をピアノ曲にした作品でしたね。
このボトルのエチケットを見るとモクモクと雲が流れていた莉、Tが風に揺られて飛んでいます。なんだか可愛らしいボトル(笑)
そんな厳しい環境で育ったブドウは一体どんな味がするのでしょうか。
さて、お味......
土着品種と聞いて、くわえて北の海よりの産地出身だから、塩味とか酸味、ミネラルが豊富なのかな?
なんか独特そう。。とこわごわ買いました。
コルクを抜いてグラスに注ぐとまずその色の濃さに驚き!やや濃い黄色です!
そして鼻を近づけると強い樽香にびっくり!
緑の香りを予想していただけに、豊満なバニラ香に腰抜かします(笑)
意外すぎるところで樽ワインを発見してしまいました(笑)
樽香が好きな方は是非是非!!
味は、やはり樽が強く効いている印象。
しかし酸も強いです。そしてフローラルの華やかなアロマと果実味が楽しめます。
でもやっぱり樽が強すぎるかな??
初めの数杯は料理と合わせて楽しめますが、一本を2-3人で飲むにはちょっと飽きてくるかもしれません。
といっても2000円という値段を考えるととてもおいしいコスパワインです。
ワイン会やパーティ、レストランなどで数杯料理に合わせる程度ならとてもおいしく飲めます!
ちょっと土壌の話はなし…
ちなみにこのワインは、シスト土壌や花崗岩土壌の畑から選りすぐったブドウを使用しているそう。
・シスト土壌とは泥岩が押し固められた土壌を指し、味わいとしてはミネラル感に富んだワインになる傾向があります。
・花崗岩土壌はマグマがゆっくり固まった非常に硬い土壌です。味わいの特徴としては、早いころから開花する傾向があり、華やかなミネラル感を出す傾向があります。
ということでミネラルも豊富にあるブドウということですね。
樽香によりミネラルのニュアンスは感じにくかったですが、是非飲まれる時は気にしてみてください!
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