ピエモンテの土着品種、ルケ
土着品種!
みなさん、土着品種と聞くとどんなイメージが浮かびますか?
なんか土っぽい香りや風味がしそう… 美味しいのかな??
などなど。。いろいろ想像が膨らみますよね!
私も土着品種と聞くと、どうしても飲みたくなってしまう(笑)
どんな個性的な味がするんだろう、と興味津々になってしまうのです!
一方で土着品種のワインて専門店にしか売ってない、希少ワインなんじゃない??
なんてイメージもあります。
しかし!!
今回のワインはなんとカルディーで購入しました♪
今回紹介するルケはイタリア>ピエモンテの土着品種。
ピエモンテというと、ネッビーロの印象が圧倒的に大きくて、他にも品種あったんだーって思ってしまいますね(笑)
それでは謎の土着品種、ルケについてレポートしていきたいと思います!
ルケ
ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート(¥1978)
ルケはイタリア>ピエモンテの土着品種 。
しかし、実際このブドウがどこから持ち込まれてきたのかは不明なんだそうです。
ルケはRucheと書くのですが、これはRockすなわち「岩」から来ているんですね。
ピエモンテ>モンフェッラートのごつごつした岩土壌を表した名前です。
ルケの最大の特徴はその香り!
このワインを飲んで私も驚いた!!のですが、
とても華やかで甘ーい可愛らしい香りがふわりと漂います。
実はこの品種、昔は甘口ワインに仕立てられていたんですね。
醸造家からは見捨てられてきた経緯がありましたが、最近また見直されてきてもいます。
現在はこのワインの醸造主でもある、ルカ・フェラリスさんの努力により、辛口ワインも製造されています
ルケは、バラを思わせる特徴的なフローラルフレーバーがあり、
ピノ・ノワールと似ているともいわれているそうです。
華やかで軽いワインというと、若のみかなと思いますが、長期熟成も可能!
テイスティング
バラを思わせる香りと言われるように、何とも言えないフローラルで軽やかな香りがグラスからふわぁーっと香ってきます。
その香りの強さたるや!とてもアロマティック!
なんて華やかなの! 可愛らしいの!!と驚いてしまいます。
まるで香水のように軽ーくふわりと香りが飛んできます。
方向性としては、ボージョレーヌーヴォーみたいな可愛らしさ。
味わいは香りと同様華やかで可愛らしい。
赤系果実の甘さが口いっぱいに広がります。
何となく杏仁豆腐のようなちょっとエキゾチックな華やかさが感じられます。
細かいタンニンがきちんとあり、ボディを支えています。
なんだか口の中にピンクや鮮やかな薄いルビー色が広がっていくよう。
ピエモンテのネッビオーロとは異なり、陽性で明るい感じをうけました。
マリアージュ
そのアロマティックな香り、そして杏仁豆腐のようなちょっとエキゾチックな香りから、中華に合うのではないかと推測しました。
実際中華にとても合う!!!
今回は餃子や五目焼きそば、チリソースの春巻きにマリアージュしてみました!
どれにもよく合う!!
特に餃子と五目焼きそばにはよく合いました。
中華のトロっとしたソースや油をワインの酸とタンニンがさっと流してくれます。
そして中華ソースの華やかな香りがワインにマッチしてとてもいい感じのマリアージュ!
なんだか栄えていて、華やかでエキゾチックなチャイナタウンやマカオを彷彿とさせる、そんな素敵なワイン♪
料理もワインもどんどん進む組み合わせです!