面白ワイン! 【リオハ・ブランコ】
リオハといえば、、、
リオハワインといえば、
樽の効いた赤ワインを連想される方がほとんどではないでしょうか??
樽由来の甘いバニラの香り、重みのある凝縮した果実味・・・
飲みごたえのあるワインが好きな方にはピッタリのワイン!
しかし、リオハではロゼや白ワインも生産されています。
あまり店では見かけませんが、このリオハ・ブランコが実はとっても特徴的で面白いのです。
どんな作り方をされているのか非常に気になったので調べてみました!
リオハ・ブランコとの出会い
初めて出会ったリオハ・ブランコ。
まさに驚きの連続でした。
初めて飲んだのは、とあるブラインドテイスティングセミナーに参加した時。
香りを嗅ぐと酸化熟成したような独特な香り。口に含むとあっさりドライだけど妙に塩味を感じる。
何じゃこりゃ?!
まったく何かわからずパニック状態に(笑)
答を聞いてびっくりしました。リオハの白ワインだったなんて。
リオハといえば赤ワイン。
白ワインなんて飲んだことがなかったという驚き、
こんな酸化熟成の香りのする白ワインが存在することへの驚き、、
ワインって面白い!!!
という気持ちを再度掻き立ててくれた瞬間でした。
リオハ・ブランコとは
リオハ・ブランコは主にヴィウラという白ブドウから作られるリオハの白ワイン。
ヴィウラとは…
若飲み用にも熟成用にも使える万能高級品種!ワインに骨格を与え、かすかな苦み、豊潤な芳香が特徴。
土壌によってはシトラスのようなニュアンスや花のアロマ、ミネラルが強く出る場合もある。
19世紀のフィロキセラ以降に積極的に導入されるようになったこの品種。
酸化に耐えうる類まれな特徴を持っているため、長期熟成を目的とした造りをする生産者がいるほど。
(※この画像はヴィウラではありません)
リオハ・ブランコ非常にレアでリオハで造られるワインのたったの1割を占めるのみです。
しかし!
造りによっては白ワインにもかかわらず10年程度熟成することが可能で、
非常に独特なワインだと言えます。
フレッシュスタイル
リオハ・ブランコには2つのスタイルがあります。
フレッシュスタイルと、熟成スタイルです。
フレッシュスタイルは長くても7-15年熟成する造りになっています。
アロマは、レモンや柑橘のピール。チョークのようなミネラルな感じや細くてキリっとしたイメージを与える場合もあります。
口に含むと、非常にドライでキレがある印象。果実味が感じられ、その後アフターにはミネラル感や舌を刺激するような酸が感じられます。
熟成スタイル
アロマは加熱したパイナップルや加熱したはちみつ、ヘーゼルナッツやウィスキーのようなニュアンスが感じられます。
フレッシュスタイルよりも重厚で加熱を感じる独特なアロマがあるということですね。
口に含むと辛口で、やはりアロマと同じようなナッティーなニュアンス、レモンカード(レモンにバターや卵を加えて作られるスプレッドの事。ジャムよりももっと濃厚!)
が感じられます。
余韻にはオイリーなミネラル感があり、塩味、唾液が思わず湧き出てくるような豊かな酸味が感じられます。
私が今回飲んだのはフレッシュスタイル。
印象としては、
まず第一にレモンのようなキレのある酸、ドライで媚びない口当たりが特徴的。
そしてシェリーよりは控えめな酸化熟成による何となくノスタルジーな雰囲気に浸り、
最後の非常に潔いドライな余韻に旨味を引き立てる塩味がたまらない。
こんなにも印象深いワイン、久しぶりに出会ったよ!!
と感動しながら飲みふけっておりました。
リオハ・ワインは他のワインと違いどこにでも置いてあるわけではないと思いますが、
出会った際は是非試してみてください!
今までの白ワインの世界を覆してくれるでしょう!
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