気軽に飲めるギガル、ローヌ地方
テーブルワイン
みなさんは自宅で飲む際、いくらくらいのワインを開けますか?
自宅で気軽に飲もうとすると、やはり高くて1000円~2000円に抑えたい。
でも美味しいものが飲みたい!と思いますよね。
開けて美味しくなかったらとてもがっかりするし、
飲めないと、安いといっても1000円以上の損失になってしまいます。。。
私も購入する時はなんとなく賭けをするような気持ちで(笑)
美味しくあってくれと祈りながら購入します。
実は先日そんな気持ちで購入したワインが期待以上に美味しかった!!
のでご紹介いたします。
なんと税込みで1200で購入できました♪
よく見かける商品なので、是非皆さんも試してみてくださいね!
ギガル
「ギガル」という名前、聞いたことのある方、飲んだことのある方、多いと思います。
それもそのはず!
ローヌ北部で一番の生産者!なのです!
コートロティやエルミタージュ、コンドリューなどに畑を持ち、様々なレンジのワインを生産しています。
例えば今回記事にするワインは1200円で購入しましたが、
コートロティのラララ3兄弟である、ラ・ムーリンヌ、ラ・ラドンヌ、ラ・テュルクなんかは、5万以上します。
その中にはロバート・パーカーから絶賛されたものもあります!
彼が言うには、「もし私が無人島にただ1本だけワインを持って取り残されるとしたら、そのときはE・ギガルのコート・ロティ・ラ・ムーリーヌにするに違いない。」
とのこと。
ちなみに、ローヌ北部の有名生産者と書きましたが、ギガルには、シャトーヌフデュパプやジゴンダスもあり、ローヌ南部でも生産しています。
ローヌ北部
ローヌのワインというとどのようなイメージがありますか?
私はフルボディ―で力強い、キン肉マンのような赤ワインを想像します。
それもそのはず、北部の主要品種はシラー。
南部は様々な種類を混ぜることで有名ですが、北部はほぼ単一品種で作ります。
ただしシラーはとても力強い品種のため、白ブドウ(ヴィオニエ)を混ぜることが可能です。
気候は大陸性気候。
降水量が少なく、一日の気温の差、そして年間での気温差が激しい気候です。
同じ気候の生産地としてドイツやブルゴーニュ、シャンパーニュが挙げられます。
土壌は主に花崗岩質と片岩質。
花崗岩質の土壌では、バランスが良く香り高いワインができるのだとか。
片岩質とは、薄くはがれやすい構造を持つ変成岩(既存の岩が気温や圧力など新しい環境に適応してその性質を変えた岩)の土壌の事。
この土壌ではミネラル豊富でスッキリとしたワインができるそうです。
ローヌ北部の一番の特徴はその傾斜の高いワイン畑です。
そのため機械化が難しく、人の手でブドウを収穫するのだとか。つまり価格はより高くなります。一方で、ローヌ南部は割と平坦な畑です。
今回のワイン
ギガル コート・デュ・ローヌ(赤) (参考価格:¥1200円)
今回飲んだのは、コート・デュ・ローヌ(赤)。(←ほかにロゼと白があります)
ギガルはとても有名なので一度飲んでみたかったのですが、大手生産者&ネゴシアンということもあり、本当に旨いのか???
となぜか疑っていました(笑)
しかしローヌなんてあまり買わないし、美味しいことを祈って買ってみよう!
と思い購入。
香りからしてカシスやブラックベリーなど濃いい黒系果実の香りがします。
強いニュアンス、そして黒コショウやそのほかスパイスの香りも感じられる。
香った瞬間、おっしゃきた!!!
これ絶対正解!うまいやつ!!!
と分かりました(笑)
果実だけでなく、酸を感じられるような香り、そしてスパイス、、、
その複雑性な香りを感じた瞬間、もうその美味しい味が舌に広がっています。
舌触りは滑らかで、濃厚な果実味を感じます。
パワフルでパンチが効いたアタック、そしてのびやかに広がる余韻。
1200円なの??本当に?!と驚いてしまうクオリティーです。
なんだか情熱的で、エキゾチックな感じ。
熱い太陽を感じさせるような濃厚さ。
濃いいのに何杯もお替りしたくなります。
ちなみに、合わせたお料理は豚肉のトマト煮込み。
薄切りの豚肉を使いました。
ブラックペッパーと塩コショウで豚肉の臭みを取ります。
鷹の爪とニンニクをオリーブオイルで炒め、香りが出たら豚肉を投入。
火が通ったらトマト缶を入れ、コンソメキューブ、赤ワインを少し加えて炒めます。
トマトソースになじんできたらローリエを加えて中火で放置します。
最後にオリーブオイルをたくさんかけてソースになじませ完成です!!
オイリーな食感と、豚肉、そしてブラックペッパーにワインがとても合います!
是非試してみてくださいね♪