スペイン品種 ボバルの特徴
ボバル
みなさん、スペインの黒ブドウ品種、ボバルをご存じでしょうか?
実はテンプラリーニョに次ぐ第2の栽培面積をほこります。
テンプラリーニョと違い、そのほとんどは地中海沿岸のバレンシア州、
地中海に面した地域です。
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バレンシアよりも若干内陸に位置します。
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ボバルはこの地の古代品種であり、最近の研究から紀元前5世紀にはもう栽培されていたことが分かっています。
紀元前5世紀というと、日本は縄文時代から弥生時代に移行する時期です。。
こんな昔から!!
続いている品種なのですね!
ボバルワインの特徴としては、
その濃厚な色合い。
さらに赤い果実や豊富な酸とタンニンが特徴です。
今回のワイン
【セパス・ヴィエハス・ボバル】¥2640
なんと平均樹齢70年の古木からできたワイン。
特徴的なボトルと素敵なエチケットが目を引きます。
プレゼントやワインパーティーとして最適なのではないでしょうか?
ウティエルレッケーナ
ウティエルレッケーナはバレンシアからほど近い産地。(上記の地図参照)
ここで作られるワインの80%がボバルからできています。
土壌は色が濃く、石灰含有量が高く、浸透性があり、有機物が少ないことが特徴。
気候は大陸性気候です。
大陸性気候とは、暑くて乾燥した夏が長く続き、冬は寒冷な気候をさします。
またスペインのブドウ産地としては特に厳しい気候を持つ地として知られています。
夏は気温が40℃にも上り、干ばつになります。
反対に冬は-10℃にも下がり、霜と雹の被害を受けます。
こんなところじゃ、ワインづくりもさぞ大変でしょう…Σ(・□・;)
味わい
ボバルの特徴に挙げられていたように、とても濃い色合いです。
樽が効いており、木材の陰性な印象が感じ取れます。
ボバルの特徴として赤系果実が挙げられていましたが、
このワインからは黒系果実、
すなわちカシスやブルーベリーのジューシーな味わいが感じられました。
樽の効いたジューシーなフルボディというとボルドーやイタリアのサンジョヴェーゼが挙げられますが、それらとは違いやはりスペインらしい!!
(なんか説明できないけど(笑))
マリアージュ
濃いいスペインワインを飲むと、がっつりたくさん食べたくなっちゃいます(笑)
私自身はミートソースパスタと合わせて飲みましたが、オイルをたくさん使った濃いめの料理なら何でも合うと思います!
カラフルでガッツリ食べれるスペイン料理が食べたくなってしまう、そんな食欲そそるワインです!
土着品種のお勉強だけでなく、食卓を明るくしてくれるワイン。
是非一度試してみてください!
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