カレーとマリアージュするワインを探せ! (vol.1)
お久しぶりです。
時が過ぎるのは早いですね(苦笑)
気づいたら2カ月も!ブログを更新していなかったのです。。
二カ月ずっとワインを飲んでいなかったわけではなく(笑)
一時期バタバタしていてブログを書く習慣から離れると、なかなか元の感覚に戻れません(^^;)
という言い訳は置いておいて、
最近マリアージュに興味を持つようになりました。
家飲みしていると、なんだかんだ適当にマリアージュさせて満足します。
しかし店頭に立っていると、たまに頭をひねる質問が飛んできます(笑)
例えば中華料理に合う赤ワイン、カレーに合う赤ワイン、蕎麦に合うワイン…
などなど自分の食生活ではあまり考えたことの無いマリアージュを考えさせられる機会があります。
そこで突然ですが(笑)
マリアージュ実験をしてみたら面白いのではと考えるようになりました。
自分のイメージするマリアージュが本当に旨いのか、それとも実はとんでもないマズイ組み合わせなのか、知りたくなりました。
今回はその実験の初めとして「カレーに合う赤ワインを探せ」のテーマでやっていきたいと思います。
今回のマリアージュ実験の条件として、使用するワインは割と安めの物、違う品種のワイン2本ので勝負する、ということにします。
カレー
今回のカレーはいわゆる家庭風のカレー。
ルーは「とろけるカレー 中辛」を使用しました!
具材は普通にジャガイモ、ニンジン、玉ねぎです。
ご飯も普通の白米。
ただ、隠し味としてトマトジュースを水の分量の1/4程度入れました。
これは、トマト風味を入れた方がワイン、特にイタリアワインには合うんじゃないかという安直な予感からです(笑)
ワイン
エントリーナンバー1: サンタ カルメネール
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お値段500円の超安いワイン。
飲んでみての感想は、安いワインだったらこれよりコノスルやアルパカを選ぶかな。
カルメネール由来のペッパーのような青々しさ、とがった感じがあります。
ブラックベリーの感じはありますが、カルメネールの特徴であるチョコレートなどの濃厚さは安ワインだからかあまり感じられません。
エントリーナンバー2 グランマエストロ サンジョヴェーゼ&プリミティーヴォ
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こちらはプリミティーヴォ(=ジンファンデル)が入っているため、非常に厚みのあるボリューミーなワインです。
サンジョヴェーゼ由来の赤い果実の楽しさと、その後ろに隠れるプリミティーヴォ由来の黒い果実(ブラックベリーなど)の複雑さが楽しめます。
イタリア南部プーリアであっつい陽気を浴びた元気な感じがよく出ています(笑)
予想
カレーにトマトを入れたことから、サンジョヴェーゼに合うのではないか。
日本カレーの特徴である濃厚でとろみのある食感には、エントリーナンバー2のような、アルコール度数の高いボリューミーなワインが合うのではないか。
カレーのスパイシーさにはエントリーナンバー1のようなスパイシー系ワインが合いそうだが、
サンタは薄くてボリュームに欠けるので、また味の複雑性にも欠けるので、
濃厚ないろんな野菜やスパイスの混ざったカレーには合わないのではないだろうか。
ということで私はエントリーナンバー2のマエストロを推しました。
結果!!!!!!
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勝者!:
エントリーナンバー1 サンタ カルメネール
予想が外れてしまいました(笑)
それどころか予想以上のマリアージュを見せつけられました。
正直なところ、ああ、あんま美味しくなかったわ、と思ったサンタ。
ホットワインにでもリメイクするかとあきらめていたサンタ。
しかし、この中辛カレーと合わせると、なぜかボリュームがアップして
あのうすーいシャバシャバ感が高級みを帯びるようになりました!
そしてカルメネール由来のペッパーがカレーのスパイシーさとがっつりマッチ!
カレーの辛さを消すことなくうまい具合に和らげてくれるのでワインもカレーもどんどんいける!!
気づいたらおかわりしてました(笑)
最後に
今回気づいたこととしては、
うわっと驚くマリアージュをするにあたって、高いワインや高級料理で合わせなきゃダメというわけではない。
ちゃんと合うものを選んであげると本当に驚くような変化をするのだ!と知った。
本当にいつもの家庭料理やいつもの安ワインがみちがえるほど美人に、イケメンになって魅力を増大させて出現してくる。
カレーといってもタイカレーやインドカレー、スープカレーなどいろんな種類がありますね。
きっとそれぞれで合うワインは変わってくるでしょう。
ということで、他のタイプのカレーでも実験したいと思いました!!
是非皆さんもご自宅の料理とワインで実験してみてくださいね♪