高貴な雪の女王 (ブリューノ・パイヤール)
雪の女王…
白いレースを纏った女王様。
王女じゃなくて女王です。
表情の少ないポーカーフェイス。
そんな印象を受ける素晴らしい一本です。
シャンパーニュの有名作り手、ブルーノ・パイヤールが作ったスティルです。
頂きものですが、とても高級なワイン。
こんな素敵な作品をいただけるなんて本当に光栄です。
シュワシュワじゃないけどシャンパーニュ出身
でも実はコトーシャンプノワではスティル(非発泡)も作っています。
コトーシャンプノワのスティルを一度飲んだことがありましたが、じわじわくるすごい酸味がめちゃくちゃ強いという印象でした。
こちらのワインも超酸っぱいのかなと思って飲んでみると…
ひれ伏します。
圧倒的な威厳と上品さが、さすが高名な造り手のワインだと感じさせます。
シャンパーニュなのに樽も使われていますが、酸と相まってそれがほんとうに秀逸。
寒冷地方のシャルドネが醸し出すミネラル感、シャープで繊細な上品さに程よい樽香りが威厳とエレガントさを与えています。
まさに女王のワイン。
本当に感動しました。
ちょっと小噺…
シャンパーニュにはグランクリュ、すなわち特級の畑なるものがあって、
グランクリュのシャンパンとは、100%グランクリュ畑のブドウを使うということを意味します。
このワインは特級畑ル・メニル・スール・オジェのブドウを100%使っています。
シャンパーニュには大まかに3つの地域がありますが、
シャルドネは大抵コート・デ・ブラン地区で生産されます。ル・メニル・スール・オジェもコート・デ・ブランの一部。
特級畑100%というだけでも特別ですが、このワインは年間2樽しか生産されないそう。とてもレアな作品なのですね。
楽天ページにてまだまだ詳細が書いてあるので、興味がある方は是非。
とまあ、こんな薀蓄も紹介しつつ、偉大なワインに出会えたことに感謝します。
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