ワインのススメ

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ランゲネッビオーロの特徴(1)

ネッビオーロ飲み比べ

ネッビオーロというと、バローロバルバレスコが有名ですね。

 

そのためかネッビオーロを飲もうと思っても絶対高い!無理!!

と思ってしまいます。

 

でも!

実はランゲ・ネッビオーロというDOCがありまして、

若干安く飲むことができるんですね!

バローロバルバレスコはDOCGなのでこれらの一つ格下のランクとでもいいましょうか。

 

バローロバルバレスコの飲み比べは難しいですが、

バローロの作り手のランゲ・ネッビオーロバルバレスコの作り手のランゲ・ネッビオーロを飲み比べることは、約5000円ほどでできそうです。

 

そこで!

今回はまずバローロの作り手のランゲ・ネッビオーロを飲んでみました!

 

ランゲ・ネッビオーロ

まず、ピエモンテ州はイタリア北部、こちらに位置します。

 

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そしてこのピエモンテ州の中に、クーネオ県という県があり、その中にランゲという地域があります。

さらにこのランゲにバローロバルバレスコが含まれるわけです。

 

即ち、こんな感じ

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フランスで例えると、ブルゴーニュ・ルージュよりもヴォーヌロマネの方が格上ですよね。

 

上の分類になればなるほど、厳しい法律が定められていて格が高くなる、またその見返りとして土地の名前を名乗ることが認められている。

これがフランスやイタリアのワイン法の特徴です。

 

今回のワイン

 

【ランゲ・ネッビオーロ カッシーナ・バラリン】

                              参考価格:¥2761

 

今回は、バローロの作り手のランゲ・ネッビオーロ

バローロエリアのブドウから造られています。

 

そもそもバローロバルバレスコの違いってどんななのでしょうか?

 

バローロは、38カ月以上の熟成期間が義務付けられ、強靭で重厚なタンニン、細やかな酸、なめし皮のアロマが特徴。男性的で力強い印象です。

 

●一方でバルバレスコは、26カ月以上の熟成が義務付けられ、繊細さやエレガントさを持つ、女性的な特徴が見られます。

 

 

ちなみに、バローロは村により、また特徴が変わってきます。

今回の生産者はラモッラ村を中心とする作り手。

 

ラモッラ村は、香り高く優美でバランスが良く、早飲みが可能。

確かに今回のワインもそんな印象を受けました。

 

味わい

まず香りは、ローズ赤系果実のアロマ。

豊富なベリーを彷彿とさせる香りです。

バローロのイメージだと、陰性な感じがするのかな。。。と思いましたが、

 

とてもフローラルでリッチ、なんだかピノノワールのようです。

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口に含むと、口いっぱいの赤系ベリーと華やかな香り

そして細やかなタンニン

グラスを回すとちょっとドライフラワーっぽい感じのエレガントなローズの香りがして、気分を高揚させます。

 

想像していたよりもジューシーで、初め、これバルバレスコの生産者??

と思ってしまいました。

 

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開けて初日は細やかな酸があり、タンニンもあるので、そこまでふくよかに感じませんでした。

 

しかし!

 

二日目は、酸やタンニンがさらにまろやかになり、

とても甘い、ふくよかな印象に変っていました。

 

合わせたお料理

ピノノワールのような印象、そしてリッチなテイストから醤油ベースのタレに合うのではないかと思いました。

 

また、特に二日目は凝縮感というか、リッチで豊満な印象があったので、旨味のあるものに合うのではないかと推測しました。

 

実際合わせたのは焼きそば(笑)

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焼きそばの甘辛いタレにとてもマッチしました!

焼きそばじゃなくても、お肉には絶対合うはずです!

 

それでは次、バルバレスコのランゲ・ネッビオーロをレポートしますね!

こうご期待を!